色覚異常

色覚異常とは、特定の色を識別する能力が低下してしまっている状態のことを指します。
人間が色を感じるのに必要となるのは「赤錐体」「緑錐体」「青錐体」となりますが、これらのどれか一つが欠けてしまうと色覚異常となる恐れがあります。
ここでは、色覚異常について記述していきたいと思います。

色覚異常について

色覚異常者が間違えやすい色の組み合わせというものが存在します。
赤と緑、オレンジと黄緑、茶色と緑、青と紫、ピンクや白、灰色、緑と灰色や黒、といった組み合わせが間違いやすい組み合わせとなります。

色覚異常になるとどのようなことになってしまうのか、ということですが、まず信号の色が分かりにくいといった状態になります。
夜間になると信号が点滅状態になることがありますが、これも色覚異常者は色を判別することが難しくなってしまいます。

青だと思って購入した何等かの商品が、実は紫だった、赤い交通標識が視界に入らない、といったこともあります。
人によって様々なケースが考えられますから一概には言えませんが、一般的にはこうしたケースが多いと報告されています。

色覚異常は起こり易い時と起こりにくい時があります。
対象が小さかったり鮮明度が低いと起こり易いですし、暗い場所、先入観があるとき、疲労によって判断力が落ちてしまっているときなども同様に起こり易いと言えます。

社会生活と色覚異常

色覚異常といっても、一部の色の判断がし難いだけで私生活面でそれほど不便さを感じることはないのですが、かつては不当な差別を受けるといったこともありました。

かつて多くの大学が色覚異常者に対し入学制限を設けていたことがありましたが、現在では国立私立共に殆どの大学がこうした制限は設けていません。

古くは差別の対象となっていた色覚異常ですが、現在ではその風潮は薄れてきており、改善傾向にあると言えます。
また、色覚異常者は信号機の色を判別することができないため運転免許証を取得することができないと思っている方もいますが、実際にはそのようなことはなく、取得することができます。

しかし、自治体が運営する市バスのドライバー採用時には色覚異常が問題となるケースがありました。
現在ではそうした自治体も減っていると言われていますが、実際のところは不明です。
ただし、電車の運転士の免許試験においては色覚異常者の受験を未だに認めていません。

色覚異常というだけで不当な扱いを受けることが多かったのですが、現在では随分改善されていますから、異常のない方と同じような生活を送ることが可能となっています。
しかし、やはり一部ではいまだに色覚異常者に対し偏見を抱いている方がいるのも事実です。

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