精神保健について

うつ病患者が増えています

近年、うつ病などの精神疾患に罹患する人が増えています。
生まれつき何らかの事情で精神に障害がある方だけでなく、家庭環境や職場環境でのストレスから精神疾患を患う方が多いのです。

幼児虐待やいじめなどに起因する登校拒否や引きこもりなど、子供時代から始まり、社会に出て仕事の頑張りすぎや仕事での挫折、人間関係が上手くいかない等の事情からうつ病を患うことがあります。

精神病院に通院したり入院する患者の割合のなかでも、働き盛りの30代から40代が最も多く、次いで50代の責任ある世代や20代の若者と続きます。
ストレス社会の現代生活だけでなく、最近では高齢化社会という日本が抱える問題も影響しており、高齢者においても老人性うつ病を発症する人が多いです。

身体能力の低下や配偶者や兄弟姉妹、友人などの死がきっかけで喪失感を味わい、気持ちが沈んで何事もできなくなってしまうという症状です。

精神保健福祉

このように現在、精神疾患の患者数は国内で300万人を超えており、2011年7月には厚生労働省がガンや脳卒中、心筋梗塞と糖尿病の四大成人病に、精神疾患を加えた五大疾病への対応を急務とする方針を掲げています。
その一端を担うのが精神保健福祉の分野です。

精神保健福祉においては、メンタルヘルスクリニックや精神病院などでの専門家による治療のほか、精神保健福祉士やソーシャルワーカーと呼ばれる専門職や、心理カウンセラーなどによる本人および家族へのサポートが重要になります。

これらの専門家は薬物療法や入院によるケアなどを通じて治療を行うほか、機能訓練や心理カウンセリングなどを実施し、元の日常生活に戻れるようサポートしたり、職場復帰や社会復帰をサポートしています。

精神疾患のサポート

もっとも、精神疾患が治癒するまでには長い時間を要することも少なくありません。
治療にはクリニックでの診察費用や入院費用など、多額の医療費も必要になります。
精神保健福祉においては、精神障害者認定や手帳の発行により、障害者年金の支給を行ったり、自治体ごとに医療費の助成制度などを設けてサポートを行っています。

精神保健福祉の分野では、このように精神疾患に罹患した方を支えることも大切ですが、精神疾患にならないための予防活動や、精神疾患や精神障害に関する理解を深めるための啓蒙活動、家族や職場の人へのサポートも大切です。

特殊な病気ではなく、誰もがなる可能性を秘めたものであることを理解してもらうなど、リーフレットの作成やセミナーなども実施しています。

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Categories: 看護・医師関連